え!「投稿の宣伝」と「Facebook広告」って違うの?両者の違いを解説します。

結論から言うと、Facebookにおける「投稿の宣伝」と「Facebook広告」は似て非なるものです。

そして、企業や店舗がFacebookをビジネス利用するのであれば、「投稿の宣伝」ではなく「Facebook広告」に予算を投下するべきです。

理由はずばりFacebook広告の方が費用対効果が高いためです。

このページを見ているあなたがもし、少しでも集客やマーケティングに関わっている方で、

・「投稿の宣伝」と「Facebook広告」の違いが分からない

・これまで「投稿の宣伝」しかしていない

・これからFacebook広告を始めたいと思っている

こちらに当てはまる方、ぜひこのまま読み進めてみてください。

多くの方が「投稿の宣伝」と「Facebook広告」を混同している

弊社への問い合わせで「自社でFacebook広告やってみたんだけど成果イマイチで、、、」という声を聞くことがよくあるのですが、よくよく話しを聞いてみるとFacebook広告ではなく、投稿の宣伝をしていたというケースが多いためこの記事を書くことにしました。

これまで様々なお客様とお話をさせて頂いてきましたが、体感として恐らく80%くらいの方が投稿の宣伝とFacebook広告を混同されているように思います。

「Facebookページへの記事投稿は頻度高く行っている」「特にアピールしたい記事は投稿の宣伝を使っている」「でも、中々成果に結びついていないかも。。。」

こういった方が多いようです。
ここまで読んで、「自分も勘違いしていたかも、、、」という方、大丈夫です!ご説明します。

「投稿の宣伝」と「Facebook広告」の違いとは?

両者の違いを詳しく説明する前に、一番重要な「成果の違い」について一言で分かりやすく表現するのであれば、自転車と新幹線くらい違います。(少しオーバー気味ですが。)

例えば、「FacebookからWEBサイトに誘導してWEB問い合わせを増やす」という目的にも関わらず、投稿の宣伝にお金を掛けてきたお客様が、同じ予算でFacebook広告を開始したら問い合わせ数が数倍に増えたというようなケースが多々あります。

その他にも「来店予約を増やしたい」、「体験入会の申し込みを増やしたい」、「ECサイトからの購入を増やしたい」、「商品カタログをダウンロードしてもらいたい」などなど、企業様によって目的は様々ですが、どのような目的であっても投稿の宣伝からFacebook広告に切り替えることによって成果が大幅に向上しています。

なぜFacebook広告にすると成果が良くなるのか?

ここでいう、「成果」というのは主に「顧客獲得単価」のことを指しています。

例えば、広告費として5万円使って、5件の問い合わせが来たら、顧客獲得単価は1万円ということになります。

この顧客獲得単価は低ければ低いほど広告の費用対効果が高いと言えます。

仮に顧客獲得単価が1万円ではなくて、1000円になるとしたらどうでしょうか?同じ5万円なのに、問い合わせ数が10倍(50件)になるということを意味します。

投稿の宣伝とFacebook広告では、この顧客獲得単価に大きな違いが生まれます。

貴重な広告予算を投稿の宣伝に浪費してしまっているのであれば、非常にもったいないです。

ちなみに、Facebookの公式ヘルプページでも、投稿の宣伝とFacebook広告の違いについて記載がされています。
https://www.facebook.com/business/help/317083072148603

このFacebookヘルプページでは分かりにくい部分もあるかと思いますので、分かりやすいように両者の違いを表にまとめてみました。

投稿の宣伝Facebook広告
掲載方法投稿記事の下に表示される「投稿を宣伝」から作成広告マネージャーから作成
掲載難易度簡単設定項目が多く複雑
広告の目的(最適化対象)エンゲージメント(*)獲得のみ
* 「いいね!」「コメント」「シェア」「クリック」の4種類のアクションのこと
選択可能。
ウェブサイトのコンバージョン、メッセージ獲得、リード獲得、動画再生数、ショップの注文件数、来店数、電話件数など選択可能
広告配置の選択選択出来る配置が少ない。
Facebook、Messenger、Instagramから選択
配置を細かく指定可能。
配信先デバイス(モバイル・デスクトップなど)の選択可能。またFacebookのニュースフィードの右側広告枠、Messenger広告、Instagramストーリーズ、インスタント記事、Audience Networkなど細かく指定可能
ターゲット設定趣味・関心、年齢、性別、地域のみターゲットユーザーを細かく指定可能。
・趣味・関心、年齢、性別、地域
・過去の行動履歴を元にしたターゲティング
例えば「過去にメッセージ送信したユーザー」や「過去にWEBサイトに訪問したユーザー」。また、「過去にメッセージ送信したユーザーに類似するユーザー」なども設定が可能。
クリエイティブの管理投稿内容に準じる目的に応じた多彩なフォーマットがある。
・スライドショー広告、カルーセル広告の作成、説明の追加、コールトゥアクションボタンの追加などが可能。
・メッセージ広告の場合、広告別にメッセンジャーを開いた際に表示される文言の設定が可能
・リード獲得広告の場合、ポップアップで表示される入力フォームを作成可能
成果計測リーチ数、広告表示数、エンゲージメント数など簡単な指標のみ設定によって細かく計測が可能。
更にその計測した結果に基づいて最適化をすることが可能。
広告成果(顧客獲得という観点から)低い高い

ご覧頂いた通り、「投稿の宣伝」と「Facebook広告」は様々な点で違うということがお分かり頂けたと思います。

ここまで様々な点で違いがあれば、広告成果に大きな違いが出ることは納得ですよね。

シンプルに違いをまとめるのであれば、「投稿の宣伝」とは投稿自体にいいね!などの反応を得るためのもの「Facebook広告」とは目的を選択し、その成果を最大化させるための運用を行うもの。と言えるかと思います。

Facebook広告を始めるには?

では、どのようにしたらFacebook広告を使い始められるのか?大まかな手順は下記の通りとなります。

  • Facebookページの作成(もし無い場合)
  • ビジネスマネージャーの作成
  • 広告マネージャーの開設
  • ターゲットオーディエンスの作成
  • 広告作成(広告文・バナー/動画・CTAなど)

もし広告からWEBサイトに誘導するという場合は、これらに追加して下記対応も必要となります。

  • ドメイン認証対応
  • タグマネージャーの導入
  • Facebookピクセルの設置
  • イベント設定

これらを一つずつ解説してしまうと、かなりの長編記事になってしまいそうですので別の記事に回したいと思いますが、Facebook広告を始めるには見ての通り多くの設定を必要とします。

また、それらをどのように設定するかによって成果に影響が出るため慎重に行う必要があります。

もしこれらを初めて知ったという方が自社で運用をするという場合、時間を掛けて一つずつ勉強しながら行っていく必要がありますので、かなりのリソースを用意することを覚悟しなければなりません。

Facebook広告は手間が掛かる&コツが必要

大企業であれば自社でマーケティングチームを組織して、Facebook広告を運用して結果を出している会社もあります。

しかし、特に中小企業は自社でFacebook広告を開始して、効果を上げられている会社は少ないのが現状です。

複雑な設定を正しく行い、見込みユーザーを定義・オーディエンス化し、ユーザーに刺さるクリエイティブや文章を作成し、広告掲載結果のデータ分析を行い、次の改善へ繋げる施策を打つ、という一連の広告運用を出来る企業が限られているためです。

Facebook広告で成果を上げ続けるためには、Facebook広告システムに対する深い知識、データ分析力、クリエイティブ作成能力、いずれにも精通していなければいけません。

また、日本人向けに広告する場合と、ベトナム人向けに広告する場合では、効果の上がる広告の出し方に違いがあるなど、ベトナムという国を理解した上で、それに合ったFacebook広告の使い方をする必要もあります。

逆の言い方をすると、Facebook広告を正しく運用することが出来れば、あなたのビジネスを飛躍的に成長させるチャンスが大いにあるのです。

まとめ

これまでの広告を出せば売れるという時代は終わり、広告を正しく運用することで成果を上げ続けることが必要な時代です。

広告を正しく運用するということは、貴社の商品やサービスを必要としている方に、正しく情報が伝わるようにして、行動を起こしやすいように背中を押す、ということです。

これらを広告運用によって実現することがこれからは必要となってきます。

あなたも「投稿の宣伝」ではなく「Facebook広告」を導入し、最低限の広告費で顧客獲得を増やしてみてはいかがでしょうか?

ちなみに、この記事を書いているTalentyではFacebook広告の運用代行によって、ベトナムで活躍する様々な業界の企業様のサポートをさせて頂いています。

弊社で提供しているFacebookマーケティング支援サービスについてはこちらからサービス資料をダウンロード可能です。
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